はじめに
PART1【入門篇】どんな相場でも利益を生み出すスロー投資は最強の株式運用法
スロー投資の基本はたったこれだけ。「安値ゾーン狙い」と「徹底買い下がり」//値下がり銘柄を少しずつ買い集めたら、日経平均が暴落しても資産は着実に増えた/評論家は株価水準の高い銘柄ばかりを勧めるから「ナンピンはご法度」という/安値ゾーンでのナンピン買い下がりは貧乏な若者だけに有効な最強の投資法だ/相場は人の心理が織り成すものだから実戦に参加しないと何一つ理解できない/株式市場という戦場で勝ち残るにはダマシを見抜く目と記憶の蓄積が必要だ/“本当の利益”とは何か?「株で大儲け」のウソにだまされないために/スロー投資の利益はどう計算するか。成績表なくして技術の向上なし/業績の悪い会社もいずれは立ち直り、底値をさまよう株価も必ず回復に向かう/スロー投資は50万円を用意して始めたい。長期低迷相場でも実績37%の利食い率!/投資期間が長期化しやすいスロー投資で「配当」が果たす役割は大きい
PART2【基礎知識篇】お金がない20~30代でスタートしてこそスロー投資の恩恵は最大化する
証券会社はインターネット専門よりも店頭と併用できる近場の会社を選びたい/ネットに閉じこもるべからず!証券会社の窓口を気軽に利用しよう/株で儲けたかったら、まず貯蓄せよ!/貯蓄の先に株式投資の王道がある/スロー投資に不可欠な「値頃感」は、日々の節約からしか生まれない/株式周辺の金融商品は概略を頭に叩き込め!低金利時代の債券は貧乏な若者には向かない/株式投信は搾取率が高いから儲からない。ましてや若い投資家には“邪道”である/株式や債券、投信、転社からワラントまで「危険度」&「怪しい度」をズバリ判定!/「月足チャート」と「投資記録ノート」がスロー投資を大成功へ導く
PART3【技術篇】常識をくつがえす損切り無用のスロー投資はこうすればもっと儲かる
“人気になるかもしれない不人気株”が実は大きな利益をもたらしてくれる
/大相場の甘いささやきは“悪魔の誘い”。持ち株を早めに売ったら指をくわえて見物しよう/スロー投資の銘柄選びは気楽に直感で。「安値ゾーン」と「配当有り」が最低条件だ/業種や規模別の分散投資を心掛ければ、下げ相場でも“孝行銘柄”が必ず現れる/投資期間が長期化しがちなスロー投資ではPERよりもPBRを重視せよ/業績予想はクイック投資で参考にすべきもの。当たりもしない予想値は無視してしまえ!/買いに入る目安は「半値八掛け二割引き」。アナリストの分析より相場師の知恵が役に立つ/「長期買い下がり」「長期塩漬け」という重苦しい日々に堪えられるか?/買い下がりのメドは「10~20%下げ」。教訓を生かせばスロー投資は必ず成功する
PART4【実証篇1】こんな試行錯誤の繰り返しがスロー投資を誕生させた
三菱金属(三菱マテリアル)/東京田辺製薬/住友金属鉱山/帝国石油/東芝セラミックス(第1次)/東芝セラミックス(第2次)/関東電化工業/シントム/日本コンラックス/佐伯建設工業/合同製鉄/大東建託/ステーキ宮(宮)/中外製薬/ジャパンエナジー/ノリタケカンパニーリミテド/オカモト
PART5【実証篇2】ローリスクのスロー投資に徹すれば資産は年を追って必ず増えていく
マツダ/リンナイ/日揮/昭和炭酸/中外炉工業/津田駒工業/フジテレビジョン/牛若丸ファンド(投資信託)/フジクラ/オリエンタルランド/ヱスビー食品/マルハ(マルハグループ本社)/信金中央金庫/富士通/古河電気工業/明治製菓/浜松ホトニクス
巻末【資料篇】スロー投資を上達させる投資記録ノートはこうつけろ
あらゆる投資記録を蓄積する「保存台帳」がすべてのベース/常に身近に置いておきたい「投資整理表」の有効活用法/年に一度、利益と資産を見直す「成績表」はこう作る
あとがきにかえて