補改訂版の刊行にあたって
プロローグ 欲をコントロールする技術がテクニカル分析である
売りの失敗は致命傷だ!/買うときに売りのイメージを描けるか/売りを学べば高値つかみも解消する/売り損ないの後悔は苦痛だ/名人だって売り損なったに違いない/テクニカル分析は“欲”をコントロールする道具だ
PART 1 儲けの技術を手に入れるための序論──買う前に“売り”をイメージしない投資では資産はつくれない
勝率アップは簡単に実現する/「なにを買えば儲かるか?」からスタートしてはいけない/“売り”と“買い”をつなぐストーリー/投資のヘソは大儲けではなく“継続”にある/1年に1~2回襲う急落にどう対応するか/総手仕舞いを決断するとき/相場は明日もある/“売り”が次の相場攻略への第一手/相場全体のトレンド分析がすべての基本/勝つ可能性がもっとも高くリスクが小さい相場は?/大局下降トレンドをどう攻略するか/カラ売りのススメ/信用取引を有効に活用するために/先行き不透明な保ち合い相場にどう対処するか/ハイリスクをローリスクに変える個別材料株の狙い方
PART 2 ローリスクを実現させる全体相場の読み方──楽勝相場と総手仕舞いのタイミングがトレンド分析で見える!
トレンド分析の実践事例に生きたノウハウが/ハイリスクはミドルリスクに、ミドルリスクはローリスクに/大幅調整でも再度1万2000円へ上昇と読んだ理由/「3分の2戻しは全値戻し」が正しいか/日経平均の動きから買い出動のタイミングをどう読むか/天井手前で売りサインがいくつも点滅する/トレンドの転換にはかならず文脈がある/ゴールデンウィーク周辺には魔物が住む!?/「窓埋め理論」の実践/日経平均がボックス相場入りしたら/日経平均連動銘柄と個別材料株の両面作戦で
PART 3 売りの技術を磨くやさしい実践テクニカル①──〈上昇トレンド対応篇〉相場攻略難易度 1~2
Introduction 上昇トレンドの攻略法は2通り/難解そうなテクニカル指標も使い方ひとつで驚くほど簡単だ
●事例研究[1]みずほFG(フィナンシャルグループ) 8411
<テクニカル解説> トレンドラインを使った売りタイミングの読み方/3本目を下に切る前にすべて売却/簡単なテクニカル指標でも組み合わせて使えば精度が増す/出来高チェックは基本中の基本
●事例研究[2]東芝機械 6104
<テクニカル解説> トレンド分析は[移動平均線+トレンドライン+一目均衡表]/短期売買は[移動平均線+ボリンジャーバンド]で/短期売買には損切りが不可欠だ
PART 4 売りの技術を磨くやさしい実践テクニカル②──〈下降トレンド対応篇〉相場攻略難易度 3
Introduction 下降トレンドの攻略法を身につければチャンスは2倍/あえてリスクをとるか、それとも休むか?/押し目と突っ込み、違いは何?/下降トレンドで勝つ技術が投資の腕前を飛躍させる!
●事例研究[3]三洋電機 6764
<テクニカル解説> 下降トレンドへの転換点をどこで見極めるか/売り場探しは「乖離率」が単純明快
●事例研究[4]ニコン 7731
<テクニカル解説> トレンド転換を見極める工夫/移動平均線とトレンドラインで大まかな傾向はつかめる/突っ込み買い&戻り売りのポイント/トレンド転換の予兆はこうしてとらえる/大底を拾う幸運がころがりこんだが…
PART 5 売りの技術を磨くやさしい実践テクニカル③──〈保ち合い相場対応篇〉相場攻略難易度 4~5
Introduction いかにも儲かりそうなボックス相場だが…/日経平均に連動する銘柄が攻めやすい/ファンダメンタルズの視点が重要だ/ボックス相場では個別材料株や仕手株が動き出す
●事例研究[5]東京エレクトロン 8035
<テクニカル解説> 日経平均との連動性を検証する/日経平均と個別銘柄の両睨みで利食いポイントがみえる
●事例研究[6]日本軽金属 5701
<テクニカル解説> 相場攻略の原点を忘れるな/気をゆるめるとテクニカルにも“欲”が忍び込む/利幅は小さくとも着実に利食いを重ねよ
●事例研究[7]三井鉱山 3315
<テクニカル解説> 不透明感が漂う株式市場の主役は/安く買いさえすれば個別材料株はやさしい
PART 6
売りの技術を磨くやさしい実践テクニカル④──〈カラ売り入門篇〉
Introduction 下降トレンドで儲ける王道はカラ売りにあり/プロが守りとおす下降トレンドの基本
●事例研究[8]アドバンテスト 6857
<テクニカル解説> 現物売りとカラ売りのリスクの違い/上昇トレンドの終焉を確認するトレンドライン/買戻しのめどは1/2押しか1/3押し
●事例研究[9]丸山製作所 6316
<テクニカル解説> 仕手相場の終焉をどこで読むか/仕手株にはどんでん返しも起こりうる
★信用取引の基礎知識
PART 7 売りの技術を磨くやさしい実践テクニカル⑤──〈柴田法則トレンド分析篇〉
Introduction 柴田法則のノウハウをよりオープンに
●事例研究[10]日経平均株価(225種)
トレンド分析のための最強のテクニカル「柴田法則」
<テクニカル解説> 天底の見極めなしでは生き残れない!/相場の行き過ぎにいつも目を配れ/どんな急落にも負けないための武器を手に入れるには/1年2カ月ぶりに上昇トレンドを下に切った/総弱気のなかで最高の買い場探しを/総強気のなかの手仕舞い推奨
巻末資料 やさしいテクニカル《ミニ解説辞典》
1-①ローソク足の基礎の基礎 ②知っておきたい! ローソク足の形と意味 ③複数のローソク足の組み合わせ ④酒田五法から学ぶチャート診断 2トレンドライン一本で相場が見える 3フシが見えると方針を立てやすい 4リトレースメント、倍返しで目標値を探る 5エリオットの波動原理を知っておこう 6グランビルの法則で売り・買いを判断する 7移動平均線と乖離率の読み方 8出来高の増減と株価の動きには原則がある 9信用倍率と、その変化をどう見るか 10一目均衡表の基礎知識と簡単な活用法 11ボリンジャーバンドって何だ? 12最強のテクニカル技法「柴田法則」